ここではシリカ(ケイ素)が一番多く含まれている食品をピックアップします。
食品含有量は文部科学省の「食品成分表」で公開されています。
しかし、ケイ素が食品として認められたのは「植物性ケイ素」のみで、出回っている多くのケイ素商品は「鉱物性」。そのため食品成分表にはいまだに載せられていません。
ということで、ケイ素が多い食品は専門機関、または化学者の実験結果を引用させて頂きます。

シリカ・ケイ素が多くとれる食品
食べ物からケイ素をとるとしたら何に一番多く含まれているのでしょうか?
比較しやすい食品をメインにしたグラフです。
食品100g中の含有量

【野菜の中で多く含まれているもの】
ゴボウ 41.19mg
ジャガイモ 20.06mg
レンコン 19.28mg
サツマイモ 12.6mg
【市販のシリカ水のミネラルウォーター】
市販のシリカ水
500mlのペットボトルだと実は”4.8mg”しか入っていません
【穀物】
玄米 0.82mg
【植物全体で見た番外編】
お米のもみ殻 1500mg以上
この文献は文科省スーパーサイエンスハイスクール認定の大阪府立高津高等学校化学班の方が非常に複雑な実験を行い、導き出した研究結果です。
引用元:大阪府立高津高等学校化学班
ここで注目すべきは、お米のもみ殻。
地球上の植物の中でケイ素含有量が群を抜いています。
お米のもみ殻からケイ素を抽出する方法は追って記事に書こうと思います。
生活の中で一番取り入れやすいシリカを含有した食材はゴボウでした。

ただし、調理をする手間や加熱などの調理方法によって水と一緒に蒸発するなど、最終的にどの程度体内に取り込めるかという問題が残ります。
その他のケイ素入り食品の一覧をまとめ
穀類 | 100g中(単位:mg) |
からす麦 | 600mg |
きび | 500mg |
大麦 | 233mg |
小麦 | 160mg |
とうもろこし | 20mg |
米ぬか | 10mg |
玄米 | 5mg |
白米 | 0.5mg |
フランスパン | 1.5mg |
野菜・果物類 | 100g中(単位:mg) |
ゴボウ | 40mg |
じゃがいも | 20mg |
アスパラガス | 18mg |
かぼちゃ | 7mg |
にんじん | 5mg |
イチゴ | 5mg |
魚介・海藻類 | 100g中(単位:mg) |
あお海苔 | 62mg |
ひじき | 10mg |
乾燥わかめ | 7mg |
はまぐり | 7mg |
昆布 | 3mg |
あさり | 2mg |
鳥貝 | 2mg |
鮭 | 0.2mg |
飲み物 | 100g中(単位:mg) |
番茶 | 10mg |
ほうじ茶 | 7mg |
ウーロン茶 | 6mg |
煎茶 | 5mg |
ココア | 5mg |
紅茶 | 4mg |
抹茶 | 3mg |
麦茶 | 2mg |
大人は1日10mg〜40mgのシリカ(ケイ素)が必要
40歳を過ぎると急速に失われるケイ素。
「疲れやすい、以前とは体が変わった」と感じ始めるこの頃と、ケイ素の体内量と一致しています。これが老化の始まりです。
ケイ素は強烈な抗酸化力を持っているので、ケイ素の減少=老化、このメカニズムを持っています。
アメリカのフラミンガム研究で判明した実験で、1日40mg以上のケイ素をとったグループと14mg以下のグループと比較すると骨密度が10%以上高くなったと発表されています。
Framingham研究は,循環器疾患の増加を抑制するための対策を検討するため,半世紀前に開始された。同研究は地域住民を対象として循環器疾患に先行する因子とその自然歴の調査から開始し,現在も継続中の大規模な前向きの(prospective)疫学的研究である。
医療関係者向けサイトトーアエイヨー
ケイ素不足で起きる老化現象
免疫力、細胞活動の低下、腸内フローラの乱れ
骨、関節、血管、皮膚、毛髪、歯、爪が弱くなる。
コラーゲンの生成力低下により肌のハリ・ツヤ・しわが増える。
他にも
骨粗鬆症・動脈硬化・糖尿病・感染症(風邪、肺炎、ヘルペス、真菌症)
エネルギー低下(疲労感、体力のおとろえ、外出しない)
脳の老化(認知症、パーキンソン病、うつ)
といったトラブルが起きてしまいます。


ケイ素、10mg〜40mgの摂り方
摂るべきケイ素の量は、成人で10mg〜40mgです。
健康体の人でも若く健康でいるためには最低でも10mgは摂りたいものです。
ここでは理想的な量、40mgを毎日摂るための方法を解説します。
- 食品から摂る
- シリカ入りミネラルウォーターを飲む
- シリカの濃縮液で摂る
大きく分けてこの3つの摂り方ができます。
1 食品から摂る場合
ケイ素含有量が多い野菜や海藻、玄米などから摂ることは可能です。
ここで問題なのは熱処理した場合のケイ素量です。
食品に含まれるケイ素は熱に弱く、調理する際に蒸発してしまうと言われています。
現代の日本人は2014年から18年まで5年連続で、1世帯当たりのパンの支出額が、米の支出額を上回りました。
パンは添加物も多く栄養素もお米と比べると少ないため、ますますミネラル不足に拍車を掛けています。
2 シリカ入りミネラルウォーターを飲む
ボトル入りのミネラルウォーターのシリカ水は鉱物性または、藻からのケイ素で作られています。
市販のシリカ水500mlにシリカ48mg配合
もう一つ、大きな問題があります。
それは水に溶けているケイ素の大きさです。
最近、とても注目されるようになったケイ素ですがそのキーワードとして「水溶性であること」があげられています。
水溶性とは水に溶ける物質のことですが、粒子の大きさまでは人間には見えません。
鉱物性シリカも同じで目に見えませんが、その粒子の大きさでは体に吸収されないのです。
市販のシリカ入りミネラルウォーターの大半は鉱物性シリカです。
血管、細胞など必要な場所に吸収されないシリカということになります。
3 100%植物シリカ濃縮液で摂る
10mlあたりシリカ192ml摂ることができます。
5mlでシリカ水1ℓ分が摂れます。
さらに、植物性なので体の隅々に行き渡り吸収されます。
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